見知らぬオッサン - 2016.07.28 Thu

少し前の話になるが、
とある美術講座に一日行って、石膏レリーフを作った。
「レリーフ」っていうくらいだから、なんか可愛いものでも作るのかなと思ったら、
作ったのは人の顔。
前に座っている人とペアになって、
お互いにモデルになりながら作った。
私の前に座ったのは、麗しい女性じゃなくて、
私と同年代のいかめしいオッサン。
「おっさんかあ」 (たぶん相手もそう思ったに違いない。)
でも、
女性よりも男性の方が特徴をつかみやすい。
顔の凹凸が大きいからだ。
結構満足できるものが出来上がった。
教室の先生にも褒められ、
いい気分で持って帰った。
ようやく石膏が乾いたので、
廊下の白い壁にかけてみた。
はじめは悦に入って眺めていたが・・・・。
なんか、
見ず知らずのオッサンに見つめられているようで…。
白い壁から浮き出た、
見ず知らずの、
いかつい不気味な白いオッサン。
すぐに取り外したのは言うまでもない。
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刹那 - 2015.12.30 Wed

(たけ「刹那」)
自分の部屋のガラクタをガチャガチャやってたら、
一枚の油絵を見つけた。
5年ほど前に描いた絵だ。
まだ描き足りてないものだ。
途中でほったらかして。
とある店で、ジャズを聴いた。
狭い店で、ステージらしきものもない。
ベーシストのすぐ後ろが店の出入り口になっていて、
お客さんが扉を開けるたび、
ベーシストは、演奏しながら窮屈そうに体を右に傾ける。
スポットライトもない、薄暗い店。
でも、演奏は一流だった。
客も演奏者も徐々に気持ちが高ぶってくる。
そして、
一瞬、
ベーシストの表情が。
エクスタシー。
その瞬間だったのだと思う。
ほんの刹那だったが、
私の脳裏に、はっきりとその表情が残った。
その日の真夜中、
帰宅して、すぐにこの絵を描いた。
あのベーシストの一瞬のエクスタシーが私の記憶にあるうちに、と。
今年は、ブログを通じて、
特に、これまであまり関わりのなかった「音楽系」の人々との交流の輪が広がった。
ロック・ラテン音楽・ポップス・シャンソン、
そして、我が青春時代のフォーク・ニューミュージック。
様々な方のブログを訪問し、様々なジャンルの音楽を聴かせていただいた。
音楽って、素晴らしい。
改めてそう思う、たけである。
今年もあとわずか。
土壇場で年賀状を書き始めている。
たぶん、これが今年最後の更新になると思うので、
ちょいと早いが、最後にご挨拶を。
今年1年、「帰ってきた『TEAMたけ』の日記」をご覧いただき、ありがとうございました。
心から感謝しております。
それではみなさん、よいお年を!
・・・・・・・「帰ってきた『TEAMたけ』の日記」 管理人・たけ
BOSS - 2014.10.18 Sat
ゆうとくーーーん!!お誕生日おめでとーーー!!! - 2014.09.13 Sat

ゆうとくん、2さいの おたんじょうび、おめでとう!!!
これからも、いっぱい あそんで、
いっぱい いっぱい わらって、
たくましく すこやかに そだつのだよ!!!
・・・おうえんしてるぜ!!!・・・たけおじ
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『ぼくは ゆうと』
電車と「じんじんじゃー」が大好きなスーパー2歳児ゆうと君が大活躍のブログです。
お父さんやお母さんが書いた子育て日記は数ありますが、
このブログはゆうと君自身のブログ!!
大人の目からではなく、
2歳の子供の視点から書かれていて、
ゆうと君の思っていることが、ダイレクトに伝わってきます!
かわいい、楽しいブログです。
ぜひ、1度ご覧くださいね。
リンク→「ぼくは ゆうと」
たけの落書きヒストリー - 2014.02.22 Sat

えー・・・・・・・。
くらもちふさこ風・・・の落書きだ。
ペンを入れたら、もっと下手くそがバレてしまいそうなので、シャーペンの下書きのまま。
最近、急に「少女漫画」にハマっていた頃を懐かしく思い出し、
ネット画像を見ながら、その頃よくノートの隅に描いていた「くらもちふさこ」風女の子を描いてみた。
懐かしい。
小さい頃から落書きが好きだった。
自分の兄弟が、三つ年上の姉だったことも影響しているかもしれない。
我が家は代々「運動音痴」の家系だったようで、それも関係しているのかもしれない。
もちろん、子供の頃は外で元気よく遊んでいたが、
スポーツよりも、部屋にこもってプラモデルを作ったり、マンガを描いたりする方が好きだった。
以下は、たけの落書きヒストリーである。自分が覚えている、その当時はまっていた「落書き」を思い出して描いてみた。

5歳頃。
ようやく物心がついた頃の、たぶん生まれて初めて描いた(笑)落書きである。
今でも覚えているので描いてみた。
車だ。
リニアモーターカーみたいに、車輪が付いていない未来の車だ。
かっこいい!と、思っていた。
その頃、子供心に不思議に思っていたのは、
漫画の登場人物に「鼻の穴」がないということ。
ひらがなの「く」の字の鼻。
この人たちは、どうやって息をするのか、本気で心配していた。
友達に聞くと、「口で息するから大丈夫じゃ。」。
その一言で安心した。
それから、「かっこいい人には、鼻の穴がない。」と、
誤った認識をかなり長いこと持っていた。

小学校2・3年の頃。
当時、スポ根アニメ全盛で、私は、「巨人の星」にハマった。
星ヒュウマ、かっこいい!!
星ヒュウマの絵の上に白い紙を重ね、窓ガラスにすかして写してたなあ。
今思えば、「ど根性」と言いながら、やたら泣くシーンが多いアニメだった。

小学校3年の頃、
一時期こんな落書きを色んなものに書いていた。

小学校6年の頃、
仮面ライダー(初代・2代目)が教室で大ブームになった。
その頃、友達と仮面ライダーのパロディーみたいなギャグ漫画を、
交換日記みたいに描いていた。
友達は、ホントに漫画を描くのが上手で、私は、心から彼に憧れていた。
漫画の題は、「お面ライダー」。
二人で大学ノート5,6冊は描いただろうか。
このキャラクター、まるで、「レレレのおじさん」であるが。
中学に入って、姉の影響で「少女漫画」が好きになった。
くらもちふさこ、亜月裕、槇村さとる・・・。
別冊マーガレットを毎月楽しみにしていた。
もちろん、家族には内緒で、町に一軒しかない本屋に行き、
自分の部屋でこっそり読んでいたものだ。

亜月裕「伊賀野カバ丸」。
ギャグシーンでよく描かれていた表情。
目と涙の描き方が面白くって、よくこんな落書きを描いていた。
あ、今でもこんな風に描いてる・・・。
たけの落書きに歴史あり!
たけの落書きギャラリー2013 - 2013.11.30 Sat
こぐま「3歳の時の絵」 - 2013.09.02 Mon
たけの落書きギャラリー① - 2013.07.10 Wed
これぞ落書き - 2012.08.29 Wed
フェルメール - 2012.08.25 Sat

『手紙を書く女と召使』フェルメール
もう数年前のことになる。東京でフェルメール展があると聞いて見に行ったことがある。その頃、フェルメールについての知識はほとんどなく、絵も、「青い色」が有名っていうくらいの認識だった。ただ、世間で話題になっていて、これほどの数のフェルメールの作品が来るのは滅多にないということで興味が湧いたに過ぎない。
そのフェルメール展で、私が一番好きになったのが、この絵である。一番惹かれたのが、婦人の肌の色。窓から差す光を浴びて、透明に輝いていた。フェルメールが「光の画家」であることを始めて知ったというか、実感したのは、この肌を見た瞬間だった。
確か、2度の盗難に会ったことや修復時に赤い蝋封の存在が分かり、それによって絵の解釈が大きく変わったという、いわくつきの名画である。
だが、私にとっては、そんなのはどうでもよいこと。
「肌」。これに尽きる。