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役に立たない山口弁講座「はぶてる」



「忖度(そんたく)」という言葉が話題になっている。
なんでも日本語独特の感覚の言葉で、英語にはぴったりとした単語がないらしい。
私も、こんな言葉知らなかった。
でも、その言葉の解説を聞いていると、なんとなくイメージは湧く。
やっぱ、私も、日本人の感覚を持った人間のようだ。


さて、
今日職場で話題になった山口弁がある。
それは、
「はぶてる」

これを標準語で表すと何になるか、というのである。
一番に浮かぶ言葉は「すねる」である。
でも、これはかなりイメージが違う。
「ふてくされる」
かなり近い感じだが、やっぱりちょっと・・・。

山口弁の辞典で調べると、
「怒ってすねること」とあった。
そうそう、こういう感じ。
意味は近いが、やっぱり一言で言い表す言葉はないのかな。




<例文>
父:
「おまやぁ、さっきからなにょうはぶてちょるんかいや。」

たけ:
「・・・・・・・・・・。」


<訳>
父:
「お前は、さっきからどうして怒って拗ねているんだ?」

たけ:
「・・・・・・・・・・。」


※ 母が日曜日にカレーを作ってやると約束したのに、夕食のおかずがお煮しめだったことにはぶてるたけ(小3)と父親の会話。
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役に立たない山口弁講座「発音」

山口弁でアクセントが違うものがある。
例えば名前。
「ひろし」とか、「よしこ」とかいう場合、
共通語では、
ろし」
しこ」(大きい文字にアクセントを置く)
と、
アクセントをはじめに置くが、
山口弁では、
「ひし」
「よこ」
と、
2音目にアクセントを置くことが多い。

さらに敬称である「さん」を付けても、
「ひしさん」
「よこさん」
もしくは、「ひしさあ」
「よこさあ」
やっぱりアクセントは、2音目だ。

これが、なんか田舎っぽくて昔は嫌だったが、
最近あることに気づいた。
「ひし」
「よこ」は、
英語で日本の名前を発音するときと同じアクセントなわけである。

おお、
なんかかっこいいじゃん!

名前の呼び方だけ、アメリカンな山口弁である。
欧米かっ!!(古っ!)

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

さらに発音で面白いのは、
言葉によって「し」「ひ」と発音することである。
江戸っ子は、
「ひ」が発音できず、「し」になってしまうらしい。
例えば「東」を「しがし」とか。
だから、江戸弁と真逆なわけだ。

「七時」を「ひちじ」
「質屋」を「ひちや」と。

私?
私はそんなことないぞ。


☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★


さらにさらに、
棒状の物を数えるとき、
「1本、2本、3本、4本・・・・・・・」。

これを山口弁では、
「いっぽん、にほん、さんぼん、4ぼん」と発音する。


・・・え?
何かおかしい?
普通でしょ?

と思ったら、
普通は、「よんほん」というらしい。
うそお、
絶対「よんぼん」が正しいよお。


☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★


浜田省吾「四年目の秋」
浜田省吾の出身は山口県ではないが、
お隣りの広島県。
よく聴いてると、
「七時に目覚まし時計止めて~」を
ちじ」と発音している。
↓↓↓↓↓↓

山口弁いろいろ

以下の会話文を解読できたら、あなたは今日から山口県東部に住めます。



父親:「おまやー、まーだのーくれちょるんか!てぶっちょっちゃあいけまあがや!」
たけ:「そねーゆーないや。わしゃあえらいんちゃあ。」
父親:「馬鹿が!ねんごーいうな。えらいことがあるか!こののーくれが!」
たけ:「わかったわいや。やりゃあええんじゃろうがや!あーせんない!」
父親:「せんながっちょっちゃーいけん!そねーなことじゃーつまらんど!」




共通語では、「えらい」は、「偉い」=「立派」である。
だが、山口弁では、「立派」という意味にも使うが、「しんどい」という意味にも使う。

「てぶる」は「ほったらかす」の意。

「のーくれ」は、「怠け者」という意味。
だから、「のーくれる」という動詞として使うと、「怠ける」「サボる」という意味になる。

「せんない」は、「めんどくさい」という意味である。
もともとは、「やる甲斐がない」という意味で平安時代から使われている古語である。
「つまらん」は、「だめだ」という意味。

これで、さっきの会話を訳してみるとこうなる。

父親:「お前は、まだ怠けているのか!ほったらかしておいてはいけないだろうが!」
たけ:「そんなに言うなよ。俺はしんどいんだ。」
父親:「馬鹿が!言い訳をするな!しんどいことがあるか!この怠け者め!」
たけ:「分かったよ。やればいいんだろう!ああ、めんどくさい!」
父親:「めんどくさがっていてはいかん!そんなことではだめだぞ!」


・・・・・・・・反抗期だったころのたけと父との会話でした。

役に立たない山口弁講座「たう」

注)以下の文章は2010年7月23日24日付記事(「た、たわん・・・」・「続た、たわん・・・」)を再編集したものです。




tawan.jpg


「秘密のケンミンショー」っていうテレビ番組が好きである。といっても、帰宅時刻の関係でそんなに見られはしないのだが・・・。山口県民の私にとって、他の都道府県の風習とか、言葉とか、そんなものにびっくりさせられることが多い。逆に自分では常識だと思っていたことが実は山口県でしか通用しないことだったりすると、とても不思議に感じたりする。

「幸せます」(しあわせます)という言葉がある。
「~していただくと幸せます。」などというふうに使う。「~していただくとありがたい。」「~していただきたい。」という意味。
これ、標準語だと思っていた。違っていた。方言であった。

山口県の方言で、有名なのは「のんた」っていう言葉だろうか。けど、他にも変わった山口弁はいくらでもある。

・いぬる・・・帰る
・えらい・・・しんどい、つかれた
・きっぽ・・・傷跡
・きびる・・・(紐などを)くくる
・くじをくる・・・叱る、怒る
・おおくじをくる・・・激しく叱る
・ぶち・・・とっても
(以上、「山口弁講座」より一部抜粋)


ところで、私は大学生時代、方言を方言と知らずに失敗したことがある。その言葉は、「たう」という言葉。いったいどういう意味か分かるだろうか?

実は、この言葉、標準語では「とどく」という意味の言葉である。ただし、「(手紙が)届く」という意味では使わない。主に「背が」とどくという意味で使うことが多い。「とどく」は「たう」、「とどかない」は「たわん」と言う。私は、この「たう」が標準語だと信じていたばっかりに失敗してしまったのだ。

私は、その頃、大阪の淡路っていうところでバイトをしていた。2階が宴会用の座敷、1階は、寿司カウンターとテーブルのある、「角屋」という店である。(数年前久しぶりに「淡路」に行ってみたが、もう潰れていて、別の店になっていた。まあ、25年も経っているんだから仕方ない。)
もちろん調理などできるわけがないから、私の仕事は、お客の注文をとったり料理を運んだりする、いわゆるウェイターの仕事だった。

その日は、2階で宴会があり、店はぶち(とっても)忙しかった。私も普段はウェイターだけやっとけばよかったのだが、この日ばかりは、皿を洗ったり、盛り付けをしたり、酒の燗をつけたりと、日頃しない仕事をさせられた。

忙しさがピークの時、店のマスターが、
「おい、兄ちゃん。この皿、奥の棚の一番上に片付けときや。」
と、14~5枚の皿を指差した。
「はい。」と返事をして、厨房の奥の戸棚に皿を持って行くと、戸棚の一番上の段は私の背がとどくかどうか微妙な高さだった。

ちょっと心配だったけど、大丈夫だろうとたかをくくって、15枚ほどの皿を両手で頭の上に持ち上げ、食器棚の一番上の段に載せようと、つま先立ったのだが・・・。

ギリギリだった・・・。
ちょっとでもかかとを下ろそうものなら、15枚の皿はバランスを失って落っこちてしまう。しかも、皿は、棚の上に中途半端に乗っかってしまい、奥に押し込むわけにも行かず、かといって、下におろすわけにも行かない状態になってしまった・・・。

つま先立って、身動きが取れなくなった私・・・。
その時口を突いて出てきた言葉が「たわん。」であった。
棚まで背がとどかない、という意味である。

私は、つま先立ちの「万歳ポーズ」のままで、
「マ、マスター! た、たいません・・・。」(マスター、背がとどきません。の意)と大声で叫んだのだが、
マスターも他の従業員も私に背を向けて、忙しそうに働いている。
「マ、マスターアア! 背がたわん! たいません!!」
もう一度言うと、マスターは振り向きもせず、
「何ゆーとんねん。はよしいや。」
と一言。

も、もう限界・・・。
ギリギリに爪先立った足も、筋肉が引きつりそうになるほど伸ばした腕も、も、もう限界だった。

「マ、マスター・・・。助けて・・・。」
その言葉に振り向いたマスター。
「な、何やっとんねや!!にーちゃん!!」
はじめて、何が起きていたかに気付いて、マスターは大声を張り上げたが、
時すでに遅く、その声と同時に私の頭上の15枚の皿は、私の頭の上をかすめながら落下していった。

ガシャーン・・・。
気付くと私の背後の床には、粉々に砕けたお皿が・・・。



その後、私はマスターに首根っこをつかまれ、店の裏口に引っ張り出され、「おおくじ」をくられた。

「にいちゃん。何でもっとはように言わへんねん。」
いや、私は何度も言ったのである。
「背がたわん。」・・・って。



当然その月のバイト代からは、私が割った皿の代金分が引かれていた・・・。

今では懐かしいトホホ話である。

役に立たない山口弁講座「ちゃ」

~ちゃ。(~ちゃー。と伸ばすときもある。)

語尾に付ける。
語尾に付けると、可愛くなる。そういう言葉。
「だ」と同じ意味かな。

「明日、広島に行くんだ。」
は、
「明日、広島に行くんちゃ。」
になる。

可愛いでしょ?
特に女の子が使うと可愛い。


私が子供の頃、「ちゃ」が変化して、「ちゃありい」になったことがある。
すると、さっきの文は、
「明日、広島に行くんちゃーりー。」
になる。
今はきっと誰も使わない。
私の周辺の子供だけが使っていた。


それを思い出して、大学の時に岡山出身の友達に言ったら、
「それ日本語かい。」と大いに笑われて、
その日から、私のニックネームは、
「チャーリー」になった。

チャーリー
アメリカンな名前だけど、
あんまり嬉しくないニックネームだった。
なんとなく、イメージが。

・・・・・・チャーリー・ブラウンとか、
・・・・・・・そういや、チャーリー・浜っていう芸人もいたなあ。




「君たちがいて、僕がいる」
(チャーリー・浜のギャグ・・・知らないよなあ・・・。)

hama.jpg

役に立たない山口弁講座「カア」

カア。

「カア」と言われて想像するものはなんだろう。

カラスの鳴き声。
自動車を英語で。

まあ、そうだよね。
自動車は、「カー」と表記する方がいいかもしれないけど。



山口弁で、いや、私が住んでいる町でしか聞いたことがないから、
ホントに狭い地域での方言?なのだろうが、
実は、これ、「一輪車」を意味する。
あ、サーカスなんかで出てくる、ペダルをこいで進む一輪車ではなくて、
荷物や土砂や石ころなんかを運ぶ、いわゆる「ねこ車」と言われるヤツである。

「カア」の「カ」と「ア」。
「カ」よりも「ア」の方を高い声で発音する。
カア、である。



この街に移り住んで、最初の自治会の草刈作業の時に初めて知った。

「たけさん。ちょいと『カア』をどっかから取ってきて(持ってきて)くれんかいの。」

自治会長さんにそう言われて、その時、何を持ってきたらいいものやら分からなかった。
まさか「カア」が一輪車を意味するのだとは思いもよらなかったのだ。



「カア」。


私の知っている山口弁の中で、もっとも奇妙な言葉である。


役に立たない山口弁講座「しあわせます」

S-siawasemasu.jpg



しあわせます

就職して初めて知った山口弁である。

しあわせます。・・・たぶん、漢字で書くと「幸せます」。
「しあわせです」なら分かるけど、文法的にちょっと変な言葉。

「幸いです(さいわいです)」と同じ意味で使う。
人に何か頼むときなどによく使う。

「明日までに銀行に振り込んでいただければ幸せます。」

入金の催促でも、「しあわせます」にすると、何だか幸せ感がアップする。
「ああ、お金を振り込むと、この人、幸せになるんだな。」って思っちゃう。




で、冒頭の落書き。
これ、私の頭の中の「しあわせます」のイメージである・・・。

役に立たない山口弁講座「あります」

S-kiheitai.jpg



今でこそ、山口県は地味で保守的な県になってしまったが、何を隠そう、明治維新の原動力になった県なのである。そのころは、非常に革新的だったわけだ。なにせ、江戸幕府をひっくり返したわけだから。

で、「あります」なのだが、
この言葉、方言というより、共通語っぽい。

「テーブルの上にリンゴがあります。」
普通に使う。あ、これは元々共通語?

「今日は、日曜日であります。」
やや、肩肘張った感じがする。


軍隊などで、
「△山二等兵であります。」
などと言う。
そう、軍隊用語みたいに使うから、堅苦しい印象を持つのかもしれない。



山口弁でも、
「えー天気でります。」
(いい天気ですね。)
と言う。年配の人がよく使う。



「~でります」という表現、(太字はアクセントを置く字。)
実は、山口弁が共通語となったものらしい。
Wikipediaによると、
「(略)・・・この「アリマス言葉」は、明治初期に共通語や軍隊用語の丁寧表現に導入されたと言われている。」
と記されている。

なるほど。
明治維新で中央に進出した長州は、言葉にも影響を与えたのか。




でも、山口の田舎で使う「あります」は、軍隊チックな響きはまるでなく、もっとのーんびりした言い方でります。




(注:きちんと調べたわけではないので、この記事、あまり信用してはいけない。:たけ)



役に立たない山口弁講座「ぶち」

S-buti.jpg


ぶち

どちらかというと、広島弁として有名かもしれない。
副詞。
「とても」という意味。英語で言えばveryだ。

「ぶちかわいい。」
「ぶちええ。」

たった2文字の言葉だから頻繁に使う。


さて、私が中学の時、私の周りで、この「ぶち」が「言葉のインフレーション」を起こした。日頃やたらと「ぶち」を使うものだから、「ぶち」は、やたらありきたりな言葉になってしまい、「ぶち」を越える新たな言葉をクラスメイト達が生み出し始めたのだ。

例えば、「ぶり」とか、「べち」とか、「がち」とか、「どち」とか、「ばち」とか・・・。


なぜか必ず濁音が入る。
でも、実際「君、『ぶち』かわいいね。」なんて言われても、あんまり嬉しくはないだろう。上品な褒め言葉には、「ぶち」はなじまない。濁音が汚く響くせいだ。



そして、調子に乗った友人達は、この「ぶち」系の言葉の後に、あろうことか「くそ」をつけて、意味を強めようとしたのである。
「今日の数学の宿題、『ぶちくそ』むずかしいっちゃ。」などと・・。

ここでまた、新たなバリエーションが。
「ぶちくそ」
「べりくそ」
「ばちくそ」






だが・・・・・、

この「ぶち」を巡る流行方言は、突然終焉を迎える。


「B組の〇〇、『げりくそ』足速いけえ。」
友人のこの言葉に、さすがに周りはドン引きし、その後、「ぶち」を巡る言葉のインフレは収束し、結局もとの「ぶち」に収まった・・・。


友人達もようやく何かに気付いたようだった。

役に立たない山口弁講座「のんた」

のんた

山口弁特有の優しい言葉である。昔は、大人たちがよく使っていたように思うが、最近めっきり聞かれなくなって淋しい。私自身、1度も使ったことがない。

文末に付ける言葉である。
「今日は、えー天気でありますのんた。」
(今日は、いい天気ですね。)

「のんた」っていう言葉、付けても付けなくても意味はほとんど変わらない。
もともとは、「ねえ、あなた」という言葉だったという。
「今日は、天気ですねえあなた。」ということになる。
その「ねえ、あなた。」が約まって、「のんた」になった。
「のんた」をくっつけると、相手を気遣うニュアンスが付加されるような気がする。なんとも、思いやりのある、優しい言葉だ。


「ご精が出ますのんた。」
畑仕事をしている人に、こんな言葉をかける。
私の父母が暮らす山間部の挨拶である。

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プロフィール

たけ

Author:たけ
TEAMたけ隊長
 50代に突入。カメラを持ってお散歩するのが大好き!特に、鳥の写真が好きです。まだまだ初心者ですけどね。


<隊員紹介>



 TEAMたけの要。しっかり者。ときどきおっちょこちょい。



こぐま(娘)
 花のJD(女子大生)。TEAMたけのムードメーカー。只今一人暮らし中。


そして、たけの分身、うり坊のうりちゃん。たまに登場。

たった3人のチーム(家族)。だから、助け合って、支え合って生きていく。

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